土田君お薦めの本は「脱原発・闘う役者の真実」を副題とする「ひとり舞台・山本太郎」。
山本がドイツからベラルーシを行脚した姿から始まる。
佐賀県庁に乱入したとして右翼に告発された事件とその顛末や、まぶしいほど真っ直ぐ生きる山本の姿を描く。
あとがきで「太郎君を一言で言えば、礼節の男ですよ。撮影現場でもプライベートでもいつも周りに気を使って礼儀を忘れない。彼は役者なんだけど助監督や技術のスタッフと一緒に機材を担ぐのも厭わない。彼が原発に反対するのも礼儀ですよ。原発事故を知った以上、無礼者、無法者を許せないから、立ち上がったんやろうね。」との井筒和幸監督の弁を載せて声援を送る。
もっと自由に生きようとする人たちにとって、必読の書。
「沈黙の春を生きて」を観る。
ベトナム戦争でアメリカは枯葉剤を大量に撒いた。その結果、ベトナム人に多くの傷害を持つ子供が生まれ今も苦しんでいる。ベト君ドク君は象徴的な被害者だ。
ベトナムからの帰還米兵も枯葉剤の影響で兵士自身苦しみ、生まれてきた子どもたちも障害で苦しんでいる。
これらの事態に加害国アメリカは全く責任を取らない。戦争に勝つためならどのような被害がどれだけの世代に渡り悪影響をもたらすかも考えず、あらん限りの暴虐で荒らし回る。被害に関しては知らん顔だ。広島への原爆投下を見ろ。
そしてどこの国でも戦争の実態は残念ながらそんなもんだ。
「ときには戦争は仕方ない」などと少しでも考える傾向にある人は、この映画を是非観て、それでもやる価値のある戦争なんて本当にあるのか、考えて欲しい。
【シネマテーク高崎で3月2日まで】
明日から議会が始まる。予算書の奥の奥まで点検中。
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