観覧車を背景にした1場面
今年も夏を告げる伊勢崎佐波中学校総合体育大会が始まる。期間は23日まで。
今日は開会式だ。真夏の日差しの中、整然と入場行進する姿は彼らの成長ぶりを感じさせる。
伊勢崎市陸上競技場は私が高校生の時造られたので、もう40年は過ぎている。
その意味では多くの人たちが走り込んだ歴史ある競技場といえる。
いつものことながら映画「チルソクの夏」を思いだし青春時代を懐かしんでしまう。
しかし、人生をここまで生きてきた人間として、どうしても腑に落ちないのがそのスローガン「規律を守ろう。強いからだをつくろう。友情を深めよう」だ。ここは教育の場であり、調教の場ではない。
何故、規律を守ろうが最初に来るのか、「ともに生きよう。自由に生きよう。真理は人を自由にする。だから学ぼう」の方がずっといい。
人生はパソコンや機械の操縦ではない。
マニュアルの中でしか考え、生きられない若者を大量生産してしまったら、人間が未来を生きぬくために必要な本当の改革の力を奪ってしまうことになる。
それこそ社会にとり大きな損失だ。
入場行進をため息をつきながら見ていた。しかし、しかしだ。
未来はやはり若者のものだ。
気を取り直そう。
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