酷暑の毎日、領土問題で軋轢を増す近隣諸国との関係、庶民の願いとは裏腹な政治状況に、不満は溜まる一方だ。
領土問題などで熱くなったらろくなことはない。ましてや無人島の話。
普段から周辺部を大切にする政治をしているならともかく、東京(都市部)中心主義、市場主義のなかで地方、ましてや行政効率の悪い離島、無人島は置いてきぼりにされてきた。
この辺の人々の生活の安定保証こそが最初になければならないはずが、それをせずこんな時だけ脚光を浴び、都市部の勇ましい議員連中が日の丸をあげて乗り込む。
国家に踊らされるな。中国や韓国と敵対関係になっていいことは何もない。
しかし、この政府、中国、韓国にはモノを言えても、アメリカにはおとなしく服従するクセが身に付いてしまったようだ。
オスプレイの沖縄配備に異議すら申し立てられない、そのことの方が問題だ。
少し遠くから地球を見ろ。月から、宇宙から見たら、地球なんて小さな球体に過ぎない。
人間はその奇跡の惑星に短期間、棲息している生物にすぎない。
誰も親を選べないのと同じに基本的に国も選べない。
生まれた所の国にその国民として生きているにすぎない。
ひとりひとりの人間は敵対する理由など何もない。
国家にだまされるな。
今は冷静になることが一番大事だ。
今朝の新聞に「釣り名人・巡査部長処分」という記事があった。
釣り専門誌に原稿を執筆し報酬を受け取ったというもの。
報酬は一本につき10000円程度で、この6年間で約30本書いていたという。
処分内容は本部長訓戒。そして巡査部長は依願退職した。
釣り専門のテレビなどにも出演し、釣り師としても腕前は相当らしい。
最近目につく警察官の犯罪は、わいせつ、秘密漏洩、収賄などと目を覆うものばかりだが、この巡査部長の一件、涼感あふれるほのぼのとしたもので、おそらく休みは釣り三昧だったろうことが推測できる。
どこの誰だか知らないけれど、彼は自然の醍醐味を知ってしまったのだろう。
綱紀粛正もほどほどにしないと、人間的にまともな感性を持つ警察官がいなくなってしまう。
この場合の訓戒はむしろ「励まし」と受け止め、退職などして欲しくなかった。
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