お疲れの船内
玉村町議会は2年に一度、全議員で親睦旅行をおこなう慣習がある。
一昨年は東北大震災のため中止となっていたので、4年ぶりの旅行先は隠岐の島、出雲の旅。2人が欠席のため14人での3日間だった。
隠岐の島は本土から離れているだけあって、観光客が押しよせるという状況でもなさそうだった。
学生のとき泊まった隠岐の島ユースホステルは今はないらしい。
2日目、西郷港近くのホテルを出て、島後から島前の西ノ島町にわたり景勝地を船で案内されたが、小雨にもかかわらずその絶景に全員驚嘆の声。
今度は晴天の時、ゆっくり行きたいものだ。
夕刻、玉造温泉に着けば、もう土産の種類やら、彩りが隠岐の島の土産とはまるで違う。しかし、本土から遠く離れた昔の遠流の地が本土と同じならそれこそおかしいというもの。
隠岐国分寺の住職が言っていた。「流刑地と言っても八丈島や佐渡と違ってここは身分の高い人や政治犯が流されてきた。後鳥羽上皇や後醍醐天皇も流された。後醍醐天皇に至っては島を脱出し、建武の親政を打ち立てた」と。
隠岐の島の味わいは本土と違ってそれがいい。
そこで暮らすひとびとの豊かな深みある人生に少しだけでも触れられればそれでいい。
そして離島の人々の暮らしを守るのも本土の人々の責任でもある。
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