歴史資料館の様子
安倍内閣が集団的自衛権容認を閣議決定して初めての夏、今年の戦争・平和展はどこへ行っても力の入り方が違うようだ。 玉村町でも立派なパンフレットが作られ、多くの町民に見て欲しいという意欲が伝わる。
9日には群馬県埋蔵文化財調査事業団の菊池実氏を招いての「米軍資料から見た群馬県下の空襲」と題する講演会を開催、文化センター小ホールには大勢の住民が集まった。
アメリカの資料によると、1945年8月14日、米軍爆撃機が群馬県伊勢崎市方向に爆撃に向かったとき、アメリカ国内では日本の敗戦を伝えていた。
米軍司令部が引き返せの命令さえ出せば、空襲はなく、多くの犠牲を出さずにすんだ。
投下された爆弾も種類がいくつかあり、まず焼夷弾で町を焼き、消火のために人が集まったところに、多くの殺傷能力のある爆弾を落とす。
そのことを日本軍は知っていたが、消火作業に人が集まらなくなると考えて、秘密にしていた。どこが「軍は国民を守る」だ。
軍は国民を守らない。軍が守ろうとしたのは天皇制という国体であり、臣民はどうなってもいいと考えていた。
それが日本の戦争だった。そして今もそれは変わらない。
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