裏方の松村健助さんへのねぎらいも忘れません。愚痴も聞くよ。
「角田義一先生の喜寿をお祝いする集い」が前橋で開かれた。賑やかになるとは思っていたが、300人近い参加者で会場は埋め尽くされ、駐車場は満杯となり、開会時間ギリギリの到着となってしまった。
90歳を越えた田辺誠さんや松浦幸雄前高崎市長、山本龍前橋市長、阿久津貞司渋川市長をはじめ、労働組合、市民運動、仕事の関係者まで多士済々の集合とあって、角田義一さんのあいさつまでに優に30分は過ぎていた。
77歳といってもまだまだ元気、「戦争を体験した最後の世代として、安倍政権の戦争政治に反対し、日本が再び戦争への道に進むことがないよう運動を展開する」と強調した。
参加者の顔ぶれを見ると、社会党の時代から角田さんとともに生きてきた人が多いようだ。
角田義一さんがこれほど慕われている状況は二面ある。
それはこれまで生きてきた中での角田さんへの共感と敬意だろう。
一方では、県内的には自民党に対決する政治的人格としての「角田義一後」が見いだせないストレスが、かくも多くの多士済々が集まる要素になっている。
これを嘆いても仕方ない。真っ当な時代認識をもちながら、行動すること以外に新たな道は開けないことを再確認できればいい。
時代は大きく変わり(資本主義社会としての余裕がなくなり)、その打開策としての新自由主義政策の行き詰まり(とうとう国民を食わせていけなくなった)のなかで、「戦争によってしても日本は生き延びるのだ」という経団連をはじめとする大資本とその代弁者としての安倍政権を見据えたとき、すでに牧歌的護憲論では太刀打ちできない。
国家が生き延びるためには、個人はどうなっても仕方ない、という政策は、その最初の出足のところで間違っている。
人間がいなければ、労働者がいなければ、生産の担い手がいなくなるということ、社会は成り立たない。別の言い方をすれば、人間さえいれば、労働者さえいれば社会は経営できる。
資本主義後を見据えた運動の潮流を創り出す時期にきている。
高度に発展した資本主義社会の現代にこそこの萌芽はある。
そして、お知らせ
《戦争をさせない1000人委員会・群馬 結成の集い》
8月23日(土)午後1時30分から
高崎市労使会館ホール
講演「安倍政権と集団的自衛権」
講師 半田滋氏(東京新聞論説委員)
ここから始めよう。
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