8月最後の高崎駅西口金曜日集会は総勢100人は来ただろうか。
どこか落ち着きもあるいい雰囲気の集会だった。
首相官邸前まで行くにはチト遠いので、高崎駅前ならという人たちもいた。
多くの人が「この暑い夏を原発なくても乗り切ったという現実こそが、原発無用を証明している」と発言した。
経済界を中心とする一部推進派にこれ以上だまされてはいけない。
原発なくても電力は間に合うという事実を政治的な力に変え、脱原発に国策を転換させなくてはいけない。それには街頭で声を上げることが大事だ。
なぜなら、[近いうち]に総選挙がある。
ほとんどの政党が「脱原発」に近いことを言うだろう。
民主党ですらマニフェストに「脱原発」と欠かざるを得ない状況だ。しかし、再稼働した野田が代表である限り、脱原発なんて信用できっこない。
公明党もこれまで原発推進してきた政党であり、得意の方針転換など信用してはいけない。
〈機を見るに敏〉で大衆迎合しながら常に主流派に組みするという属性は見苦しいというしかない。
自民党は論を待たず原発政策と事故に対して最も責任のある政党。
9月の代表戦で取りざたされているのが、阿倍、石破ではもうお先真っ暗だ。
集団的自衛権を容認し、憲法改正を公然と掲げるなど〈政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意(憲法前文)〉した戦後を否定し、「あらたな戦前」を呼び起こす名実ともに右翼政党となるだろう。
その道(戦争への道)は一歩踏み出したら元に戻れないことをわかっているのだろうか。
先の戦争でどれだけの悲惨と辛苦を国内外にもたらしたのか、その傷は今でも癒えていないことを理解しようともしない「戦争を知らない世代」の人物が登場しようとしている。
そしてこの自民党に破廉恥な橋下徹の「維新」勢力が加勢するのだから、そのなんたるかは想像がつくだろう。
群馬2区では、民主党では分が悪いとみた石関たかしが、恥知らずにも「維新」にくら替えする。
どこが「まっすぐでいいんじゃないですか」だ。
自分の生き残りしか考えない浅薄さに吐き気がする。
特に若者の置かれている状況が厳しい現在、橋下のアジ扇動にだまされることのないよう注意喚起しなければならない。
橋下が先頭に立ち、進めようとしている新自由主義政策は、若者にとり一層の苦難を強いることになる。
道州制は新自由主義の極限政策であり、日本社会のほとんどの雇用形態を非正規雇用に転換し、労働者を不安定雇用に落とし込んでいくものだ。
現在より一層激しい格差社会が到来し、労働者同士の分断と争い事が続出し社会はすさむ。しかし、それは支配者にとり、彼らに批判が向かわないという意味では都合がいいことなのだ。
そのことを見越した運動形態が首相官邸前集会等金曜日行動にあるとみる。
総じて新自由主義に反対する政治勢力、現時点での政策で捉えると、「脱原発、反消費増税、反TPP」、この3点をはっきり示し実際に行動できる政治勢力、政党の力を増大させることと考える。
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